声優ブログ

主に声優についてまとめているブログ

声優の給料の仕組みや仕事別の収入相場

    目次

給料の仕組み

声優のお給料は主に「歩合制」「固定制」「ランク制度」の3種類があります。

歩合制

作品への出演契約数やアニメ、ゲームなどのイベントや映像番組出演本数によって給料も上昇する仕組み。

固定制

出演作品や活動に対して契約が行われ、報酬形態が決定されることが一般的。固定制に基づいた給与制度は、声優が一定の出演料を受け取る契約形態となっている。

歩合制とは異なり、出演作品数や活動量に応じた報酬の変動はない。

ランク制度

日本俳優連合が規定するランクに基づいて報酬額が決定する仕組み。

定められているランクはジュニアランク、ステップランク、ランカー、ノーランクの4つ。

ジュニアランクは新人養成機関として3年のほどの期間が用意されていますが、それ以外は役者が決定することができます。

 

なお、ランク制度に基づいた報酬は日本俳優連合に加入している役者のみです。

仕事ごとの収入相場

アニメ

ランク制度に基づいた場合、1本の出演につき15,000円~45,000円以上です。

ジュニアランクは一律15,000円であり、ノーランクは製作側と役者菅のギャラ交渉により変動するため45,000以上となります。

ゲーム

アニメとは異なり、セリフ量やCMでの使用などに応じて決定されます。

事務所ごとに異なりますが、セリフ100ワード(100文章)につき、新人声優で1万~ベテラン声優で10万以上からが相場とされています。

 

家庭ゲーム以外にもアプリゲームなどの発展により収録機会が増え、若手新人が最初に得る仕事にもなっているようです。

 

ナレーション

固定の出演料が支払われるケースが多く、相場は1回の出演につき5,000円~100,000円程です。

ただしナレーションがCMとなる場合、条件によっては数十万、数百万となることも。

吹き替え

ランク制に基づいた報酬決定が一般的。なお、アニメ同様1本ごとの報酬発生となっているので、2時間の作品のうち、出演時間が5分でも1時間でもあらかじめランクに定めた報酬額から変動が生じない点が特徴。

音楽活動

声優自ら音楽活動する機会も増えています。収入源は「印税収入」「ライブ収入」の2つ。

印税収入の場合。楽曲の売り上げに応じて1~3%のアーティスト印税が入ります。

また、楽曲制作に携わった場合、作詞なら1.5%程度。作曲なら1.5%程度で追加の著作権印税も発生します。(なお、印税は合わせて10%程度が上限)

さらに楽曲がカラオケで歌われた際には、1度につき2~7円のカラオケ印税も加わります。

タレント活動

テレビへの露出が増えた声優業界ですが、タレント活動をする場合には、出演料から手数料を引いた額が収入となっており、深番組は30,000~150,000円、ゴールデンタイム番組は100,000~1,000,000円が相場です。