▼音響監督の仕事内容
音響監督とは、声優と深く関わる職業であり、オーディションに同席しキャスティングの決定に携わったり、作品のアフレコ現場で声優の演技指導をしたりする。才能を見込んだ声優を起用して育てることもある。
主にアニメやゲームなどの作品において、音声面の演出をおこなうスタッフのこと。アニメのアフレコや外画吹き替えなどの収録現場の責任者で、声優の声やBGM、作品全体の音に関するすべてのものを監督する。
外画吹き替えの日本語吹き替え版の制作においては、アニメーションの音響監督に相当するスタッフは演出であり、現場などではディレクターと呼ぶことも多い。
テレビ放映の吹き替えの場合、放送枠に併せて本編の一部をカットする必要があり、演出は場面のカットと再編集を行う。
収録時には、アニメーションと同じく演技指導を行う。収録後は音響効果などのスタッフと共に日本語のセリフと減温の音楽と効果音を合わせるダビング作業を行い、場面に応じたエフェクトを付ける作業を行う。
なお、外画吹き替えの場合一般的にはオーディションは行わず、演出と日本語版制作会社やテレビ局などのプロデューサーが相談の上でキャスティングを決定することが多い。
▼キャリア
劇団の音響スタッフやレコーディング、アニメの音響効果スタッフなど、演出や音響関係の経験者が多い。
また専門学校の音響監督コースを卒業後音響制作会社に就職したり、関係者からのスカウトや声優から転身することもある。
